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介護で排泄及び失禁が多い場合
Masked みかんのブログ
 高齢者の場合、老化に伴い失禁、頻尿、尿閉、便秘、下痢といった排泄障害を起こしやすものです。介護を行うにあたっての具体的な注意点と介護方法を下記に挙げます。

・ 羞恥心に配慮して対応すること
・ 失敗を責めずに手早く片付け、本人のプライドを傷付けない様にすること
・ トイレに間に合わない人の場合には早めのトイレ誘導やポータブルトイレ
  の設置を行うこと
・ 便秘の場合には、排便回数ばかりではなく、便の症状も考慮し、硬く乾燥
  した便や、排便 困難な状況であった場合には下剤や浣腸を使用すること

 便秘や下痢の原因として、歯の欠損や消化機能の低下、食事や水分摂取の低下、運動不足等も考えられます。上記の様な原因に心当りがある場合には、薬等を使う前に原因の改善を行う様にしましょう。










介護でじょくそう(床ずれ)ができた場合
 褥創(じょくそう)は寝たきりの人に出来やすく、いったんできてしまうとなかなか治りにくくなってしまいます。初めは、皮膚が赤くなり血流が悪くなるにつれて黒ずんできます。その後、皮膚の表面がむけて、傷口がただれてしまいます。最善の方法は、寝たきりにしないことです。具体的な注意点と介護方法を下記に挙げます。

・ 体重による圧迫を減らすため、寝ている時は2時間おきに体位変換を
  行うこと
・ 皮膚を清潔にし、血液の循環をよくすること
・ 寝衣やシーツは肌にやわらかいものを選ぶようにし、しわをつくらず皮膚
  の摩擦をさける様にすること
・ 失禁等がある場合は、不潔や湿潤になりやすいため失禁対策を行うこと
・ 栄養状態が悪くならないように高タンパク、高カロリー、高ビタミンの
  栄養補給を行うこと
・ 介護の効果を高めるために褥創予防用具を活用すること
  例)エアーマット、ウレタンフォーム製波型マット、円座、枕等

 ※ 褥創の出来やすい部位
    仙骨、腸骨、尾骨、くるぶし、かかと、肩、肩甲骨等
介護で食事がうまく摂れない場合
 高齢者は嚥下障害をはじめ、食事摂取が困難になりやすい要素をもっています。食事がうまく取れない原因を探り、配慮して健康な生活が送れるようにしていく事が大切です。具体的な注意点と、介護方法を下記に挙げます。

・ 食事する環境(楽しい雰囲気や、エプロン・ティッシュ等の用意)を整え
  ること
・ 食事をする時の姿勢(座位であごを引き背筋をのばす)に注意すること
・ 食事の内容(本人の嗜好、彩りや栄養バランス)に注意すること
・ 無理に食べさせようとせず、高齢者のペースに合わせて援助すること
・ 飲み込むときに気管に入らない様に(誤嚥)を見守ること
・ 水分を十分に補給する様にすること
・ 歯のぐらつきや入れ歯が合わない等の口腔の問題がないか確認すること
・ 調理方法を工夫すること(細かく切る、柔らかく煮る、適度な温度にする、
  汁物にとろみをつける等)
介護で食事が飲み込めない場合

 脳梗塞等の後遺症により、嚥下機能に障害が残る事があります。また、老化に伴い、嚥下反射の低下が起こります。嚥下障害は、誤嚥を起こすもとになり食道に入るべき食物が気道に入ってしまい、むせて苦しくなるだけでなく、窒息を起こしたり、誤嚥性肺炎の原因になってしまいます。嚥下障害のある場合の具体的な注意点と介護方法を下記に挙げます。

・ 液状よりも、ドロドロした形態(ピューレ状)や半固形状のものにすること
・ 食品を半固形状にするためには、とろみをつける様にすること
・ ミキサーにかけたり、裏ごしする場合にはそれぞれの素材の味が混ざ
  ったりしない様に一品ずつ行う様にすること
・ 食事の姿勢はイスに座らせ、頭部と体幹を少し前傾にさせること
・ 座れない場合には、ベッドの上部を上げて、上体を起こし、腰に枕など
  をあてて体を支持する様にすること
・ 一口に食べる量はティースプーン一杯程度にすること

 食物や飲み物を飲み込んだ後は、口の中に残っていないか確認し、残ってる場合には取り除くか、少量の水を飲んで何度か飲み込む様にすること

嚥下障害の方の好ましい食品
注意しなければならない食品
・プリン状(プリン、卵豆腐等) ・スポンジ状(カステラ、凍り豆腐等)
・ゼリー状(ゼリー、寒天寄せ等) ・練り物状(かまぼこ、麺類)
・マッシュ状(ポテト、かぼちゃ等) ・粘着する物(わかめ、のり等)
・とろろ状(とろろ芋、生卵等) ・その他(大豆、ゴマ、コンニャク、油揚げ等)
・粥状
・ポタージュ状
・乳化状(ヨーグルト、牛乳)
・ミンチ状
摂取を始める際に、アイスクリームやヨーグルト等の冷たい物を取ると、飲み込みを刺激し、良い効果があります。
介護で口から食べる事が難しくなってきた場合

 脳梗塞などの後遺症や、重度の認知症等により自分の口から食べる事が出来なくなってしまう方がいらっしゃります。誤嚥性肺炎を繰り返してしまったりするリスクを避けるために、様々な方法が取られます。

・IVH      頚や鎖骨の太い静脈から細い管を心臓の近くまで挿入し、高カロリーの点滴を行います。胃腸の病気により消化吸収出来ない方にはこの方法が取られる事があります。デメリットとしては、感染症等の合併症のリスクがある事と在宅での点滴の管操作は出来ません。

・経鼻経管栄養  自分の胃や腸などの消化管に問題が無い場合に鼻からチューブを挿入し、栄養を摂取します。デメリットとして鼻にチューブが入っている違和感や、自分でチューブを引き抜いてしまうトラブル、チューブを伝わって口の中の唾液が気管に入り込んでしまい肺炎になりやすい事があります。

・胃ろう     腹壁と胃壁を密着させて、孔をあけ、その孔にチューブを入れます。チューブを通して栄養を直接胃の中に入れます。消化管に問題がない方の場合は、消化管を利用する方が、免疫機能も高まると言われています。また、胃ろうを造っても口からの摂取は可能です。デメリットとして、定期的なチューブの交換が必要となります。
介護で夜眠れない(昼夜逆転)場合

 高齢者の場合は、夜は早く眠るが睡眠は浅く、早朝に目が覚め、昼間は居眠りが多くなります。また、寝床についてから入眠するまでの時間は加齢に伴い長くなり、寝つきが悪くなります。介護を行うにあたっての注意点と介護方法を下記に挙げます。

・ 日中は適度な運動や趣味などで楽しく過ごすようにすること
・ 昼寝は長時間ではなく短時間にすること
・ 静かで落ち着いた環境、気持ちのよい寝具を整えること
・ 夜間の頻尿等の疾病による不眠の場合は、医療機関に受診し、治療を行うこと
・ 夜間に不安感が強くなる傾向があるため、不安の解消に努めたり、一緒に話
  す、お茶を飲む等を行ってみること
・ 上記の様な方法を行っても安眠が図れない場合には、医療機関へ相談し、睡
  眠薬等を利用してみましょう

 睡眠薬を利用している方の場合は、虚脱やふらつき等の副作用に注意しましょう

介護で清潔が保てなくなってきた場合

 高齢者の方が清潔を保てない原因は、2つ考えられます。1つ目は、様々な運動機能障害により、自分で清潔を保持出来なくなり、さらに認知症等によって、清潔を保持する意思が低下します。2つ目は、老化に伴い、皮膚が乾燥したり、血流が悪くなる事により褥創が出来たりする事によって不潔になりやすくなります。清潔を保つための注意点や具体的な介護方法を下記に挙げます。

入浴

・ 入浴前の全身状態の観察や、バイタルサイン(脈、熱、血圧、顔色)の
  チェックを行うこと
・ 食事直後や空腹時の入浴は避け、湯加減(40℃位までとする)を調整し、
  脱衣所や浴室の温度を少し高くしておくこと
・ 必要物品を整え、着替えもあらかじめ準備しておくこと
・ 脱衣の際には、皮膚の変化等を観察すること
・ 入浴時には転倒の事故に注意し、転倒防止のために床の石けん水は
  十分に洗い流すこと
・ 介護の効果を高めるために、入浴補助用具を活用すること(例)すべり止め
  マット手すり、シャワーチェアー、バスボード等)
・ 入浴後は水気を十分に拭き取り、更衣を行うこと。また、水分補給を忘れず
  に行うこと

清拭

・ 石けん、清拭剤は、保持機能(脂肪分)のある物を使用すること
・ 皮膚のヒダの中やマヒ等により曲がった四肢の関節を丁寧に拭くこと
・ 清拭後には背部、腰部、足部など褥創の出来やすい部分にはローション
  等をつけてマッサージを行うこと

陰部洗浄

・ 寝たきりやオムツ着用の高齢者、また、失禁等により汚染がある場合には、
  陰部を丁寧に拭くようにすること
・ シャワーボトル等を利用し、汚染物を洗い流し、拭き取る様にすること
・ 拭き取りの際は、排泄物が陰部に付かない様に注意すること

爪の手入れ

・ 入浴や足浴後など爪が柔らかくなっている時に切るようにすること
・ 巻き爪等の場合には専用の爪切りにて行い、爪切り後にはアルコー
  ル等で消毒すること
・ 水虫等の病気に注意し、タオルの共有や消毒しない爪切り等の共有は避け
  ること

口腔ケア (口腔ケアのやり方は→こちら)

・ 毎食後や就寝前の歯磨きを励行すること
・ 自力で出来ない場合には指にガーゼを巻き、湿らせて口の中を拭くようにす
  ること
・ 義歯は取り外し、流水でブラッシングを行う様にし、洗浄剤につけてお
  く様にすること(ブラッシングの際には研磨剤は使用しません)

耳の手入れ

・ 耳垢がたまると難聴の原因にもなるので定期的に耳の手入れを行うこと
固い耳垢等は、無理に取ろうとすると痛みや出血を伴うためベビーオイル等に
  浸した綿棒等で耳の中を拭き、柔らかくしてから取るようにすること

介護で移動が独りで出来なくなってきた場合

 高齢者は、運動機能の低下やふらつき、薬剤の影響により、歩行や移動に障害が出る事があります。転倒による骨折等も大きな原因となります。現在の身体状況をきちんと理解し、体力的なことも考慮した上で、介護を行う様にしましょう。移動を行う際の注意点や介護方法を下記に挙げます。

・ 転倒を予防する為に、つまずいたりしない環境を整える様にすること
・ 段差を解消する、手すりをつける等の工夫を行うこと
・ マヒや骨折等により患側がある場合には、患側の後方から介助を行う様
  にすること
・ 歩行補助器具を利用すること(例、四点支持杖(足に力が入りにくい人)、
ロフストランド杖(腕ごと支える)、歩行者(サークル)、押し車式歩行器)
・ 介助を行う際は、なるべく正面を向かせ杖の位置や、歩幅を確認し、出来
  る所は自分で行ってもらう様に介助を行うこと
・ 杖を利用して歩く場合には、杖、患側、健側の順で歩く様にする事(杖を持
  つ手は健側にしましょう)
・ 履物等は滑りにくい素材を選ぶようにすること
・ 車イスを利用する場合は使いやすい車イスを選ぶようにすること(例、自走
  式車イス、介助式車イス、電動式車イス)また使用する目的を整理し、購
  入の際には専門家に相談すること

立ち上がりや歩行、移動の介助は1動作ごとに声掛けを行い、高齢者のペースに合わせましょう。

介護で骨折した場合

骨粗鬆症とは?

骨の密度が減って骨の力が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本では約1000万人居るといわれ、高齢者が多数を占めます。他には、成長期、出産後等にも起こりやすくなります。骨粗鬆症は女性に多い病気で、女性の閉経期の40〜50代から多くなり、60代では2人に1人、70歳以上になると10人中7人が骨粗鬆症と言われています。一方、男性は60歳から徐々に増え、70歳以上は10人中4人足らずです。

お年寄りが骨折しやすい部位

骨粗鬆症によって色々な部位の骨が骨折しやすくなります。なかでも特に骨折しやすい部位が、背骨、手首、腕の付け根、太ももの付け根等です。お年寄りの骨粗鬆症は普段何気なく荷物を持ち上げたり、くしゃみをした時や転倒等で起こる危険性があります。くしゃみ、荷物の持ち上げ等で背骨に負担が掛かり、圧迫骨折が起こったり、一休みしようと手をついた時などに手首や腕が骨折する事もあります。 年齢を重ねると、老化現象の一つとして筋力の低下があります。筋力の低下により家の中、外の多少の段差でも転倒しやすくなります。この結果、太ももの付け根の骨折も年々増加しています。87年には54,000人弱ほどの人数でしたが、2002年では112,000人と15年で2倍以上も増加しています。

 何故2倍以上も増加したのでしょうか?

これは、移動手段が歩きから車等に変わり、足腰の筋力が低下して骨折しやすくなったと考えられます。他には食事が欧米食に変化した事も原因の一つと考えられます。寝たきりになっているお年寄りの20%は骨粗鬆症による圧迫骨折等が原因となっています。

骨粗鬆症の予防

 骨粗鬆症の予防は、主に、運動、食事等があります。筋力の低下を防ぐ為や骨の質量の増加を促す為とても重要になります。運動とは日々の歩行、散歩、買い物等です。他には、床の雑巾がけ、家事などが良いとされています。しかし、無理にしては元も子もありません。けがをしてしまったり、関節や筋肉を痛めてしまう危険性があります。特に、重い荷物等を上げたり、下げたりする動作、勢いよく体を捻ったりする動作等の動きは十分に注意する必要があります。骨の質量の増加にはカルシウム、マグネシウム等が必要となります。体の中にあるカルシウムが外に排出されることによって当然骨は脆くなります。逆に言えば、いかに体の中にカルシウムを溜めるかが重要になります。
体に入ってくるカルシウム→食事によって腸から吸収されるカルシウム
排出されるカルシウム→古くなった骨が尿によって排出される。
消化され、消化液によって便によって排出される。

カルシウムの吸収率は個人差がありますが、カルシウムを体内に溜め込むには1日560mg以上摂取する事が大切です。カルシウムを多く含む食物は、牛乳、乳製品、魚介類、大豆、大豆製品、根菜類、海藻類です。カルシウムを効率良く摂取するにはビタミンDが不可欠です。ビタミンDは食物にも含まれていますが、日光浴でも体で合成されています。ビタミンDは腎臓・肝臓で「活性型ビタミンD」に変化し、腸からのカルシウム吸収を手助けします。肝臓・腎臓に障害があると、極端にカルシウム吸収の低下に繋がります。ビタミンDの1日の摂取量は2.5μgとし、食物は主に魚介類に多く含まれています。マグネシウムのカルシウムと同様に骨の形成に必要とします。一日の摂取量は300mgとされています。カルシウム2に対し、マグネシウム1くらいが理想とされています。マグネシウムが多く含まれている食品は、玄米、納豆、大豆、ゴマ、ひじきとされています。


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